トランクルームは都心部の場合は3000円ほどで借りられることも多く、その安い賃料が魅力の一つともなっています。その一方で収納物に特化してトランクルームの設備を整えやすいとはいえない賃料で集客しているトランクルームもあります。ですから、トランクルームの運用を成功させるためには安いだけを売りにするのではなく、より顧客の収納物に合ったトランクルームを適切な賃料で提供することが必要といえるでしょう。
もちろん、温度管理や湿度の管理を必要としないトランクルームの経営であれば収納物を保護する設備投資がそれほど必要ないため、できる限り安い賃料を設定して周囲のトランクルームと差別化を図ることもできるでしょう。収納物を気にしないトランクルームを多く所有して、薄利多売の考え方で安い賃料でも多くの収益を見込めます。賃料が安いか高いかはそのトランクルームの特性によって単純に比較することが難しいため、展開する前に利用が見込める人たちのニーズを調査することは不可欠です。初期の宣伝の内容も賃料が安いことを前面に押し出すのか、収納物に応じたトランクルームの機能を前面に押し出すのかで顧客の層も変わってくることでしょう。一日も早く空室をなくして安定した収益を目指していきましょう。